2006年05月09日

続・割り箸問題

今日は交流戦初日で、三浦の100勝目でもあった。しかしたまごどんのアンテナに来たのはこれ。1月16日にも取り上げた割り箸問題の続報だ。

中国の砂漠化は急速に進んでいるようだ。長野市で黄砂に汚れたたまごどんの車を見ても、その程度が押し知れる。ニュースで見る北京の黄砂はとんでもないことになっていた。経済発展しているときに、公害問題がおざなりにされてしまうのは世の常だ。水源や森林資源というのは、無くしてからその重要性に気付くものであり、人間とはカネが好きな動物で、そのためには多少の犠牲を厭わないのだから。

もちろん割り箸が中国の森林破壊の元凶というつもりはない。もともと中国には森林資源が少なかったし、住宅・工場などの建築資材が主原因だと思う。しかし、「建築には使いづらいシラカバや他の間伐材」が割り箸の主原料としても、人間は理屈だけでは動かないものだ。中国政府の対応は当然の流れだと思う。

>85年当時、北海道には生産会社が約70社あり、約1900人の従業員がいたが、04年現在で8社約40人にまで激減した。
>(中略)一度減った生産量は簡単には戻らない。

割り箸は「間伐材の有効利用」という建前に戻るべきだろう。割り箸が間伐材から作られていないのであれば、たまごどんは無くなっても仕方がないと思うな。国内の割り箸業者は、価格競争という単純な経済論理に流されるのではなくて、間伐作業による国内森林資源の維持という面をもっとアピールできないものだろうか。北海道で2000人弱の雇用を生み、森林の手入れにもなるこの仕事は、もっと胸を張れる職業だと思うんだけど。

ポチッとな

th302d at 23:45│Comments(3)TrackBack(0)ニュース 

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by Kosuke   2006年05月11日 18:11
間引き材の有効活用は賛成。
理由は、森林の適正な維持管理の推進と資源の有効活用、雇用確保に寄与するから。
しかし、割り箸用材にするのはいかがなものか。量的にたかが知れているし(だから森林破壊云々は濡れ衣だと私は思う)、いかんせん付加価値が低過ぎる(だから中国産に負けたのだ)。
やはり建築資材として活用することを考えるべきだろうね。
最近、標準的な長さである4m規格を2m程度にする工夫がされていると聞いた。これだけで、流通コストはぐっと下がるらしい。歩留まりも良くなるだろうし。
2. Posted by Kosuke   2006年05月11日 18:11
それから、中国は砂利の輸出規制もしようとしているらしい。主旨は割り箸用材と同じで、環境破壊防止のため。結構なことではあります。
3. Posted by たまごどん   2006年05月14日 22:40
建築資材として間伐材が使えれば言うことないピョン。間伐材を板材にして、一般家庭に流通させる仕組みができればいいと思うんだあ。

日曜大工の材料だったら2m規格で十分だと思うんだピョン。Kosukeピョンの考えに賛成なのだ。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
Twitter プロフィール
たまごどんが好きなものは、野球、寿司、北朝鮮ニュース、選挙速報、将棋、囲碁、酒、プロレス、国際情勢などなど。自前のアンテナに引っかかったことを取り上げます。滋賀で子育てに勤しむ一児のパパ。
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

Archives