2010年09月05日

初めてプロに勝った!

更新が出来ないときが、たまごどんの面白い日常のときでもある。昨日は母校の棋道部の合宿に参加したのだ。合宿は長野県安曇野の木崎湖畔の民宿である。

頼もしいことに、会場にはたくさんのビール缶や、焼酎や日本酒のビンが転がっている。うむっ、その意気や良し!酒を飲まないと、合宿の目的である少々のことではへこたれない精神力が養われないからな。人数は現役20人ほどだろうか。OBはというと、最年長の61歳を先頭に、50代が1人、40代が3人に30代と続く。ここではたまごどんもヒヨッコである。

特筆すべきなのは、現役世代に女性が居ること。たまごどんが現役の頃は、間違っても女性が居る雰囲気が無かったのに、世の中変われば変わるものである。一年生の女子大生に星目置かせて碁を打ち、続いて他の女性に6枚落ちで指導将棋だ。たまごどんは駒落ち上手が上手いんよ。

その隣で指している女性が、まっことシッカリした将棋を指す。うーむ、これは本当に強い!
「失礼ですが、お名前は?」
「あ、渡辺と申します( ´∀`)つ」
「渡辺さんはどの学部なんですか?」
「(゚∇゚ ;)エッ!?」
「え?ひょっとしてOBなの?」
「、‥私、棋士なんですぅ〜」

彼女は女流棋士の渡辺弥生(みお)さんだった!この失礼なたまごどんに天誅を!

こうして始まった指導対局である。たまごどんが先手の平手戦だ。作戦は坂田流筋違い角戦法を採用した。たまごどんの好みは力戦形であり、玉のそこそこ薄い将棋が好きなんよ。と金と馬で後手玉に迫るたまごどん、しかし攻めが薄く、どうかすると切れてしまいそうだ。

自玉は比較的安全だが、手が付くと受けは無い形である。攻めるには二手必要だが、そのときに寄せられる可能性もある。むむぅ。
たまごどんの選択は二手かけて、敵玉を受け無しに追い込むことだった。問題は、たまごどんの玉が詰むか詰まないかである。竜が睨みを利かしての角金銀桂。たまごどんの読みでは詰みが無いはずだが‥

数手後に「負けました」と言う声を聞くことが出来ました。プロとは飛車落ちでの勝利があるけれど、平手では初めての経験だ。実際の実力差を考えると、たぶん10回やったら1回勝てるかどうかだろう。たまたまその1回が最初にきたみたいだ。アマチュアとして、指導将棋であろうともプロに勝つというのは最高の夢である。いやぁ〜、嬉しいですねえ。
(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!


th302d at 22:36│Comments(0)TrackBack(0)将棋 

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