2010年10月12日

清水王将vsあから2010

清水王将とコンピューター将棋システム「あから2010」とが特別対局した。結果はあから2010の勝ち。ついにプロを実力で打ち負かす人工知能が完成したことになる。

チェスで人工知能が頂点に立ったのは1997年のこと。スパーコンピュータのディープブルーが世界チャンピオンであるカスパロフ氏を破ったのだ。しかし将棋は駒の再利用があり、取り得る局面数がチェスよりもはるかに多く、解析は困難とされていた。

森田将棋のようなファミコン将棋ソフトは有段者から見るとウンコみたいに弱く、ファミ通には最短手数での勝ちが面白おかしく報告されていたものだ。しかし、その後の驚異的なソフトの進歩から、状況は決定的に変わった。評価関数の自動化、データバンクの整備、複数台による合議制(悪手を減らす)の採用などで、ソフトの実力はアマの県代表レベルを超え、プロに迫ってきている。

たまごどんは、今回の対局は清水さんに分が悪いと思っていた。数年前に渡辺竜王がボナンザに追い詰められたように、現代のソフトは棋士のトッププロに迫ってきているのだ。今回のソフトの挑戦はまだ終わらないので、どこまでの実力なのか見定めるとしますか。いずれにせよ、羽生さんがコンピューターに負かされる日はそう遠くない話のようだ。

th302d at 07:53│Comments(2)TrackBack(0)将棋 

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この記事へのコメント

1. Posted by 将棋倒し   2010年10月15日 07:11
清水市代女流の実力って奨励会の1級か初段?

いやいや実際に三段リーグ入りされては勝ち上がれないのではないか

プロ棋士は4段から

実力は女流棋士は女流棋士
とまあっコンピューターに負けて負け惜しみ

次の対局は

中原vs林葉

ああ楽しみだ
2. Posted by たまごどん   2010年10月15日 08:04
将棋倒しピョン、「たまごどんが行く!」にようこそなのら。

> 清水さんの実力は男子プロには分が悪いというとこなのら。コンピュータは進歩するのが宿命だしねえ、男子プロも首を洗うしかないかも。
>
> > 中原vs林葉
>
> これはもうやっちゃったピョン♪結果は‥どっちも負け!(^^)

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