2011年06月17日

「日本の電気料金は高い」を検証する

さて、たまごどんが調べるといってそのままゴメンナサイしたのが電気料金についてである。大きな傾向として、原発推進論者は「原発の電気は安い」と主張し、原発反対論者は「原発は割高な電気だ」というのがある。とすれば、原発大国の日本やフランスは電気料金が高いと予想できるけど、はたしてどうなのか。ここから引用した。

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たまごどんにとっては意外なことに、日本は対して電気料金が高いとはいえないみたいだ。ドイツやイタリアといった脱原発に舵を切っている国の方が、電気料金が高くなっている。ドルベースでの表記だから、円高が関係しているのかなとも思ったが、よく分からない。

週刊東洋経済の6/11号は原発問題を特集している。そこに、たまごどんの疑問に答えてくれるものがあったので紹介する。タイトルは"強弁と楽観で作り上げた「原発安価神話」のウソ"だ。これによると、「1kWhの電力を作るのに、水力では12円、石油11円、原子力5円」という、よく言われている宣伝文がある。これに対する試算を、立命館大学の大島堅一教授が検証したというものだ。国の試算では燃料費や保守費用といった発電費用と、廃棄物の再利用や整備にかかる費用のバックエンド費用のコストしかなく、発電所の立地や開発にかかる費用、つまり電源三法のような国からの資金投入分が含まれて居ないそうだ。なるほど、そういう計算なら、先の電気料金があまり高くない理由も分かる。電気料金ではなく、700兆円超えの国債になっているのだ。

ちなみに大島教授によると、発電費用では水力が12円ではなく4円、原子力は11円(試算では揚水発電のコストが原子力から外され、水力に回っているそうだ)となるらしい。バックエンド費用も過小評価しまくっていて、処分費用がまったく夢物語のお花畑勘定となっているそうだ。

この記事で最も印象に残る一文を紹介しておこう。
>ちなみに東京電力は、1970年度からの37年間で得た原子力事業からの利益約4兆円を一瞬にして無くした。東電にとって原発はまったく割に合わない電源だった。

本当は、賠償金で10兆円の赤字事業と査定した方がいいんじゃないですかね、大島先生。



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th302d at 02:44│Comments(2)TrackBack(0)社会 

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この記事へのコメント

1. Posted by tema   2011年06月24日 19:58
>ちなみに東京電力は、1970年度からの37年間で得た原子力事業からの利益約4兆円を一瞬にして無くした。

つまり、何事もなければ1年当たり1千億円の利益を出し、世界中が大騒ぎする程の問題が発生しても収支がトントンということですね。
temaも、そんな好条件の仕事がしたいです。
2. Posted by たまごどん   2011年06月25日 23:45
temaピョンは今の福島原発の仕事やってみたいピョンか?たまごどんはゴメンこうむるけんど。

原発が利益を産む理由は、電気料金が総括原価方式というもので決まっているからなのね。全ての費用を総括原価としてコストに反映させ、一定の報酬率を上乗せして電気料金になっているピョン。

電力会社は広告をバンバン載せても、燃料費を向こうの言い値で買っても、これっぽっちもかまわないピョン。この意味で「好条件の仕事」いうのであれば、これ以上の仕事は考えられないピョンな。

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