2015年07月18日

第10回イノベーターカップ

たまごどんは第10回のムラタイノベーターカップのために、富山からボランティア参加した。前日から草津のお義父さんの家に泊まる手筈である。たま子は久しぶりに会う爺ちゃんと婆ちゃんに甘え放題であり、家族サービスも出来たようだ。気になる台風11号は夜のうちに抜けそうだし、まあ問題ないだろう。

ところが、台風の影響で、JR京都線が完全にストップしてしまった。京都までは何とか来られたが、会場である長岡京に行くことが出来ない。復旧の目途は全く立たないという。たまごどんは、お義父さんに教えられた四条から阪急のルートを使って会場に向かうことにした。それにしても、他の囲碁部メンバーや今日の主役である子供たちは、会場まで来ることができるのだろうか。

たまごどんはなんとか9時前に到着した。琵琶湖沿線の囲碁部メンバーはまだ到着していない。いや、プロ棋士の瀬戸七段すら到着していないという。しかし責任者は決断した。とにかく開場する、後は流れに任せる!その意気はボランティアメンバーにも伝わった。やるっきゃない!囲碁部メンバーもボチボチと揃ってきた。ある人は京都駅からタクシーを飛ばして来たという。

9時半の開場で親に連れられた子供たちが入ってきた。初めての子も居れば、前回参加してくれた子もいる。そうした中でも、責任者の携帯電話には次から次へと着信が入ってくる。「ええ、事情が事情ですからね‥、はい、お気になさらずに」

10時になり試合開始だ。お願いしますの声と、碁石の音とが心地よい。空席はあるけど、この状況でとにかく開催することが出来たのだ。たまごどんは若葉戦中級の手合係を、本社の女性と一緒に行った。彼女に聞くと、碁は全く分からないそうだ。それでも子供たちが嬉しそうに碁を打っている姿を見るのが楽しいという。この大会は一企業が手弁当で開催している大会だ。参加費すらも頂いていない完全な持ち出しである。大会が開催できているのは、会社側の理解と、裏方を務めてくれるこうした方々の献身によるものだ。たまごどんは一囲碁ファンとして感謝します。「いつか、娘にルールを教えて、参加させてあげたいんですよねえ」とたまごどんが言うと、彼女はにっこりと微笑んでくれた。

こうして第10回イノベーターカップは、長く語り継がれるべき大会になった。
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