2016年09月27日

絶倫ガメは本当に種の絶滅を防ぐのか

今日飛び込んできたニュースはこれ。絶倫ガメのディエゴが一代で子孫800人をつくり、絶滅寸前だったエスパニョーラゾウガメの個体数が14頭から800頭に増加したのだという。GJ、ディエゴ!!

このいい話にケチをつけるつもりはないのだが、依然として絶滅の危機であると思う。というのも、このエスパニニョーラゾウガメの父親は同じなので、遺伝子プールの多様性に欠けているからだ。この個体がある病原体に感染して死ぬということは、800頭全てのエスパニョールゾウガメが命の危機に晒されていることになる。それと、主人公のディエゴくんを絶倫と表現するのは間違いではないのかな。エスパニョールゾウガメが一回の交尾で生むたまごの数は知らないが、おそらくは飼育員もしくは観察者が注意深く見守っていたんだろう。6頭のメスと交尾したイケメンぶりは評価するけど、このディンゴくん、意外と普通のオスではないだろうか。

それでも、絶滅危惧種から出現した性行動を頻繁に見せるオスというのはありがたい存在なのだろう。南紀白浜の雄パンダ 「永明」もなかなかの侠だ。ディエゴ爺さん、もうひと踏ん張りお願いします。

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th302d at 00:20│Comments(0)TrackBack(0)科学雑記 

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