将棋棋士の伊藤能六段が亡くなったそうだ。享年54歳。

昔は奨励会の年齢制限が31歳だったが(現在は26歳)、年齢制限が迫る中でプロになったという苦労人の棋士だ。故米長邦雄永世棋聖門下で、彼の弟弟子には先崎九段、中川八段、中村太地六段が居る。

彼の親がクリスチャンだった影響で、彼もクリスチャンだった。米長永世棋聖が「イエスの子がノーとはこれ如何に」とジョークを言っていたのをたまごどんは覚えている。彼の死因はハッキリしない。クリスチャンだから自殺はしないと思うけど、先崎九段の追悼文から判断すると、経済的にはかなり窮していたようだ。

たまごどんは彼の死を今月号の将棋世界で知った。亡くなったのは去年の12月25日だそうだ。彼の通算成績は214勝327敗、決して一流ではないが、三段リーグを最年長で突破した棋士といえば今でも伊藤能さんだ。余談だが、その時の三段リーグで昇段しプロ入りしたもう一人の棋士は、いま渦中の人である三浦九段である。

故人に合掌。
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