2017年06月24日

ミスター・ポーゴの死

ミスター・ポーゴこと関川哲夫が亡くなったという。享年66才。死因は腰の手術の際に血圧が低下し、脳梗塞を発症したことによる。

ミスター・ポーゴの試合をたまごどんが見たのは、週刊プロレスが主催した東京ドームでの夢の架け橋だった。当時のプロレス団体が1試合ずつ自分の持っている最高のカードを提供するという形式で、まさにオールスターだった。ターザン山本が週プロ編集長として全盛期だった頃の話だ。カードを記しておこう。

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1995.04.02
『夢の架け橋』

1.JWP女子プロレス「プロレスの神様ありがとう」8人タッグマッチ
○関西、福岡、C.奥津、能智(ダイハード関西、17:29)尾崎、C.鈴木、矢樹、D.雅美●

2.LLPW「レディース・アルティメット・ファイト」
○神取忍(三角絞め、1:12)ハーレー斉藤●
※レフェリー角田信朗、準VTルール

3.全日本女子プロレス「全女GREATEST4★プレミアム」
○アジャ・コング、井上京子(体固め、17:40)ブリザードYuki、豊田真奈美●
※北斗晶試合後に乱入。

4.剛軍団「エイリアン・デスマッチ」
○剛竜馬(片エビ固め、15:11)宇宙魔神シルバー勝

5.IWA JAPAN
「バーブワイヤーボード・スーパースクランブル・バンクハウス6人タッグデスマッチ」
○中牧昭二、T.ファンク、L.フェイス (横入り式エビ固め、18:28)C.ジャック、ヘッドハンターA、B●

6.パンクラス「シングルマッチ」
○鈴木みのる(ヒールホールド、1:50)C.デヴィーバー●

7.藤原組「藤原組ライバル対決」
○石川雄規、藤原喜明(三角絞め、16:30)ドン・荒川、カール・グレコ●

8.みちのくプロレス「みちのく・ザ・ベスト'95」
○S.デルフィン、愚乱・浪花、T.みちのく (デルフィン・クラッチ、22:25)G.サスケ、SATO、獅龍●

9.リングス「クリス・ドールマン日本引退試合第1弾」
○前田日明(ヒールホールド、5:26)クリス・ドールマン●

10.UWFインターナショナル「スペシャル・シックスメン・バウト」
○高田、垣原、B.スコット (腕ひしぎ逆十字固め、15:17)G.オブライト、山崎、J.ライディック●

*大木金太郎引退セレモニー

11.FMW「忍邪憧夢絵巻〜究極邪道対決・最終章」
ノーロープ有刺鉄線電流爆破マッチ
○グレート・ニタ(体固め、13:59)ポーゴ大王●

12.全日本プロレス「4・2ドーム特別試合」
△三沢、小橋健、S.ハンセン(時間切れ引き分け)川田、田上、J.エース△

13.新日本プロレス「NEW JAPAN CLIMAX」
○橋本(体固め、15:56)蝶野●
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たまごどんがこの時の東京ドーム興行で覚えていることは、剛竜馬に対する6万人のバカコール、前田の登場でドームが縦揺れしたこと、大木金太郎の引退セレモニーで隣の若い男性が「キム・イルー!」と何度も叫んだこと、全日が完全に新日のメインを食ったことだ。ちょっと話がそれたな。FMWの試合にフォーカスしよう。

たまごどんはFMWの電流爆破を見たことがなかったので、夢の架け橋でのこの試合を楽しみにしていた。大仁田の相手はポーゴだから、電流爆破を盛大に決めてくれるだろう。ところが、爆破は実にショボかった。後で分かったことだが、消防法の関係で電流爆破の規模が大幅に縮小されたそうだ。だったらポーゴの盛大な火炎噴射を期待するところだが、それも同じく消防法でダメだったらしい。試合は、鎖鎌を構えたポーゴと、グレート・ニタに扮した膝の悪い大仁田とが、ドームの一角でショボく絡み合うという、なんともマヌケなものだった。まあいい、次は全日四天王プロレスだ。お前ら邪魔だから早くどけ。

ところがよぉ、ポーゴは帰ったというのに大仁田がリングに居座るんだよぉ。バカ、お前が掃けなきゃ三沢や小橋や川田が出てこれないじゃないか。会場のアチコチで自然発生するブーイング。三沢三沢三沢三沢ヮアア〜〜!川田川田川田川田ダァアアア〜〜!!それでも居座る大仁田。マイクを持って絞り出したのが「邪道見参」。死ね。

実はポーゴの試合は多分これしか見ていない。彼の情報は当時隅から隅まで読み尽くした週プロから得たものだ。彼の経歴を読むと、真の放浪ってのが分かるな。なおポーゴの由来は、先輩レスラーのグレート東郷にあやかったミスター・トーゴーの誤記からなんだそうだ。彼はW★ING(これでウィングと読む)やその後継のW★INGプロモーションに所属して、デスマッチ路線に自分の道を見出した。彼の話には金の話がわんさか出て来るが、プエルトリコで生き抜いてきたレスラーなんだから当然かも知れない。大仁田とは金で結ばれ、金が原因で去っていった。

ミスター・ポーゴと友達にはなりたくないが、傍で見ている分には面白い。ある意味、プロレスラーらしい生き様だったのかねえ。ミスター・ポーゴに合掌。

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th302d at 22:45│Comments(0)TrackBack(0)訃報 | プロレス

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