加古川青流戦の都成竜馬四段と藤井聡太四段の一戦を紹介しよう。都成竜馬四段は、えちぜんピョンも認める若手有望株のイケメン棋士だ。今期の成績は5勝2敗。特筆することはその2敗がいずれも藤井四段によるものだってことだ。藤井四段と早くも三度目の対戦になる。もう負けられないよね。都成四段が先番である。

ゴキゲン中飛車から陣形を厚くし、藤井四段の玉が3筋で漂っていると思われた89手目の局面を示す。藤井四段の次の一手は相当に見えない。
都成四段vs藤井四段(1)










ここで藤井四段が指した手は△1五歩!端攻めなのだ。このタイミングなら入るということか。確かに先手玉の弱点は端だが、むき出しの自玉なのだ。突き捨てが入ったのを確認してから、4ニ玉と落ちる。
89手目から△1五歩▲同歩△4ニ玉▲3四歩と進行したのがこの図。ここでたまごどんにとって驚愕の手が出る。
都成四段vs藤井四段(2)










藤井さんは△7ニ飛と指した!この手が何故凄いかというと、▲6一銀が激痛に見えるのだ。どこに飛車が逃げても▲2四角で生きた心地がしない。先手は金銀四枚に守られた要塞だ。飛車を横に逃げて凌ぐのかな‥
以下は▲6一銀△7六飛!▲2四角△4一玉▲3三歩成と進む。飛車は縦に使うのか!藤井さんの凄みは、この玉形で凌げていると見切っていることだ。7ニ飛の段階、いやもっと前の局面でここまで見切り、指せると判断する。これは強すぎでしょう!!

勝又六段と藤森五段の解説で、歴史に残るだろうやり取りがあった。
>勝又六段が「(都成四段の)何が悪かったの?」と問いかけると、藤森五段は「相手です」と答えた。

この勝利は、若かりし羽生さんの順位戦での必至逃れを彷彿とさせるなあ。大駒を王手で配置して3ニ歩で詰みを逃れた名局である。とにかく藤井さんの才能は本物だ。こりゃなんとしても藤井四段扇子を手に入れなくては!

都成竜馬四段は新人王戦で優勝している実力派イケメン棋士だ。27歳で独身です。
都成竜馬四段