スウェーデンの総選挙が今月9日に行われる。選挙情勢は、反移民を掲げるスウェーデン民主党が第一党を伺う勢いだそうだ。社民党を第一党から引きずり降ろしたとなると、スウェーデンの社会が劇的に変わる可能性がある。

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民主党は8月以降の世論調査で、20%前後の支持率を確保。前回2014年の議会選の得票率(12.9%)から大きく票を伸ばす見通し。14年まで8年間、政権を担った第2党の中道右派・穏健党を上回り、支持率20%台半ばでトップの与党・社民党も脅かす。
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反移民という主張のために、スウェーデン民主党には「極右」というレッテルが貼られているが、その主張は真っ当なものだと思う。彼らの主張を一言で言うと、「無制限に移民を受け入れることは出来ない」だ。ここから引用する。

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民主党伸長の背景にあるのが難民・移民の受け入れ急増だ。スウェーデンはもともと難民受け入れに寛容で、欧州難民危機が発生した15年には中東などから約16万3000人の難民申請者が押し寄せた。人口約1000万のうち、外国出身者や両親がともに外国出身という人の比率は17年に約24%に達した。

 「移民の大量流入が莫大なコストと社会のひずみをもたらしている」。民主党を率いる39歳のオーケソン党首は選挙向けの動画で訴える。難民や移民の受け入れや社会統合よりも、両親ともに自国生まれのスウェーデン人の社会保障や雇用確保に国の財源を充てるべきだなどと主張して支持を伸ばしてきた。
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スウェーデン民主党は反移民で反EUという立場だ。彼らの政務実行能力は未知数で、反移民以外のビジョンも聞こえてこない。でも、彼らの主張がスウェーデン国民の心に響き、投票先に選ばれていることも事実なのだ。たまごどんはEUという巨大な社会実験は失敗すると見ている。今回のスウェーデン総選挙はEU崩壊史で特筆されるイベントとなるかもしれない。

写真はスウェーデン民主党のオーケソン党首です。
スウェーデン民主党党首