2018年12月17日

ハンガリーの「奴隷法」って

ハンガリーの労働者が起こしたデモが暴徒化しているという。ハンガリーの社会情勢を「たまごどんが行く!」で取り上げるのは初めてだな。

========================
ハンガリーで、企業が従業員に対し年間400時間までの残業を求めることを認める法案が議会を通過したことを受け、国民による数千人規模の抗議行動が続いている。4日目となった16日夜には一部の参加者が暴徒化し、路上で警官隊と衝突するなど混乱が広がった。
========================

残業400時間ということは、月に33.3時間程度か。しんどいといえばしんどいが、大したことはないな。たまごどんがそう思うのも、社畜として長く過ごしたせいだろうか。もともとは250時間までの残業しか認められていなかったそうなので、月に20.8時間か。ハンガリー人にとっては月に24時間が心理的な壁になっているかもしれない。

ハンガリーのオルバン首相はナショナリズムを全面に出した保守ということだそうだ。ホームレスを犯罪とするとか、大学における性の多様性研究を禁止するといったニュースが見つかった。こういった施策に対する国民の不満が、労働条件で爆発したのかな。

それよりも気になったのが、残業代の支払いについての情報だ。

***************************************
12日に議会で可決された労働法改正案は、雇用主が要求できる年間残業上限を250時間から400時間に引き上げるほか、残業手当の支払いを最大3年延長できるとしており、「奴隷法」との批判を浴びている。
***************************************

3年間残業代を労働者側で覚えとけっていうの!?3年後に会社が存続している保証だってないだろうに。
ハンガリー市民はこっちの方で抗議活動するべきだと思うぞ。

img_5aaaf04497ce93cf6d0603181ff5f80f238729

th302d at 22:57│Comments(0)国際政治 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
Twitter プロフィール
たまごどんが好きなものは、野球、寿司、北朝鮮ニュース、選挙速報、将棋、囲碁、酒、プロレス、国際情勢などなど。自前のアンテナに引っかかったことを取り上げます。滋賀で子育てに勤しむ一児のパパ。
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

Archives