第31期竜王戦最終局は挑戦者の広瀬八段が勝利し、羽生さんが27年ぶりに無冠となった。羽生さんが段位で呼ばれた記憶は19歳で竜王を取る前の「羽生六段」だった。竜王を谷川さんに奪われて呼称が「羽生前竜王」となり、すぐに棋王を獲り、27年間タイトルホルダーということになる。

竜王と名人にのみ前竜王と前名人という呼称が許されているので、羽生さんも1年間は前竜王となるのではないか。でも調べていくと、糸谷八段は前竜王の呼称を辞退している。棋士としては過去の栄光を引きずるような気持ちだからだろう。その気持は分かるな。

もちろん永世称号を7つ持っている羽生さんなので、格が高い永世名人か永世竜王を名乗ればいいじゃないと思われるかもしれないが、話はそう簡単ではない。永世名人有資格者は谷川九段・森内九段といるし、永世竜王有資格者は渡辺棋王がいる。特に永世名人は谷川さんが名乗ってない以上、無理じゃないかな。羽生永世七冠が一番いい気もするけど、永世称号自体が過去の栄光にしがみついて、タイトル奪還に燃えている羽生さんの心意気に合わない気もする。

こうした問題は、往々にしてあっさり解決するものだ。たまごどんが予想する羽生さんの言葉はこうだ。
「あ、羽生九段でお願いします。」
img_6cbe222bfa6de33323bbab1f90cc27c919408