2019年10月10日

関電を食い物にした森山助役

関電が森山元助役から金銭を受け取った問題は、関電トップの首を差し出す事態になっている。この事件を調べていくと、犯罪主体は関電ではなさそうなのだ。記事から引用する。

>「断りを入れても、バッグの中に物品を無理やり突っ込んでくる。正直、怖かった」(関電関係者)。「歯向かうものに威圧的な態度を見せることもあった」(町議)。周囲が森山氏に恐れをなしていたとの趣旨の証言は少なくない。

> 「(森山氏は)地元の有力者。(金品を)返すとか、受け取れないといった場合、非常に厳しい態度で返却を拒んだ」。9月27日の会見で、関電の岩根茂樹社長もこう釈明していた。

森山氏は名よりも実を取る人間だったようだ。自分は助役に収まり、高浜町長には自分の子飼いを当てる。そして関電への接待攻撃だ。もちろん見返りも準備している。森山助役が関電に渡した金額は3億円で、吉田開発から準備されたらしい。そして吉田開発の売上高は5年で6倍に増えている。。吉田開発は13〜18年度に関電側から64億7千万円の工事受注、柳田産業(森山氏が相談役を務めた企業)は14〜18年度に関電側から約149億4千万円を受注したらしい。高浜町の天皇と呼ばれていた男が森山氏だ。

こうして考えると関電はむしろ被害者とも言える。リアル鷲巣巌となった森山氏は、山吹色の饅頭を関電トップに送りつけた。関電のトップだって、こうした金品の授受がヤバいことくらい分かっている。関電のトップにまで登り詰めた人間にとって、数百万の賄賂はリスクに見合わないといえる。でも彼らは断れなかった。

ここからは裏が取れていない情報も多いことをお断りしておく。森山氏が関電に影響力を持った理由は、部落解放同盟の顔役(福井県連の書記長など)によるものだそうだ。高浜町を束ねつつ、部落解放同盟の強面を使って、関電に睨みを効かせた。その実行力に対して当時の関電トップは見返りを与えた。関電は、森山氏に協力したことが足枷となって、森山氏との関係を精算できなかった。

部落解放同盟は表向き関係を否定しているが、はたしてどうか。次に貼るのは、1982年8月の共産党機関紙『前衛』の記事だそうです。

関電の肩を持つつもりはないけど、この事件は森山助役の犯罪のように思えるんだがなあ。

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th302d at 00:19│Comments(0)ニュース | 社会

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