2021年05月05日
「カップ麺の残り汁を流すと」の記事
「カップ麺の残り汁を流しに捨てると」という調査記事を見つけた。希釈だけで環境基準のCODにはなかなか到達しないことが書かれている。これを読んだたまごどんの感想は、「カップ麺を残さす食べて出したウ〇コの下水と比較しないと意味ないのでは」というものだ。記事中には「食べて下水道の負荷を減らすという方法もある。」と書かれているので、やんわりと比較しているんだろうか。
希釈だけで環境基準のCOD値にするオペレーションは非現実的で、下水は沈殿槽から反応タンクに送られ、バクテリアのような微生物の住む汚泥(活性汚泥)で浄化されていく。たまごどんは水質関係第一種公害防止管理者の有資格者です。
この記事の意図は、「カップ麺の残り汁を流しに捨てるな」という啓蒙なのかなあ。新聞紙で残り汁を吸い取って可燃ゴミとして出すことが推奨されているけど、この方法も低温焼却だとダイオキシンを発生させるはずだ。
>SNSには「下水処理されるから大丈夫」という声がある一方で、「水環境や下水道インフラに与える影響は大きい」などの声があがり、メーカー側も「流しに捨てることは問題ない」とコメントしている。
結局はメーカーのコメントが正しいと思う。下水道はプロが管理および運営していますので、信頼してあげてください。カップ麺は美味いけど塩分の取りすぎも気になる人は、残り汁を下水に流してバクテリアに処置をお願いしましょう。
th302d at 23:21│Comments(0)│科学雑記