2021年07月03日

今の太陽光発電は問題が大きい

今の世界ではカーボンニュートラルが喧伝されていて、その切り札になっているのが太陽光発電だ。毎日新聞に太陽光発電に批判的な記事が出ていた(その1その2)なお、あらかじめお断りしておくが、たまごどんが読んだのは無料公開されている箇所だけである。

たまごどんの知識では、太陽光発電をベース発電とすることは経済的に無理がある。山を切り開いたメガソーラの写真があるが、これだけのパネル面積で発電量は僅か2.3万キロワットしかない。また、森を切り山肌を削っているので保水力が低下し、土砂災害の危険は高まるだろう。
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パネルは20年程度で寿命を迎える。このときの廃棄コストも正確に求められてはいないようだ。目利きの企業は、太陽光パネルの再生資源利用の技術確立に動いていると信じたいところだが。そのほとんどがシリコンなので、半導体ウェハーの材料に再生できるのかなあ。不純物制御が厳しそうだから一筋縄ではいかないかもしれない。

カーボンニュートラルの概念では、製造時、運送時に発生するカーボン負荷を見積もる必要があるが、現在のパネル供給国は中国であり、その詳細は不明だ。バイデン米政権が中国・新疆ウイグル自治区での強制労働に対する制裁を強化し、再生可能エネルギー普及の切り札である太陽光発電パネルを新たな標的にしたとの報道もある。

再エネ賦課金問題もあるが、ここで触れるのはやめておこう。たまごどんは、ベース電源を補完するための太陽光発電ならアリだと思っている。火力発電か原子力発電でメインに発電し、屋根スペースの太陽光パネルで発電するというスタイルだ。出来ることなら太陽光発電は蓄電池システムとして、ベース電源と別系統としたいね。ここにある企業例があるが、これを紹介しても、たまごどんには何も還元されないことは明言しておこう。

話がそれた。森を切り開くメガソーラはたまごどんの想定外だし、デメリットが大きすぎると判断する。3.11のフクイチ原発事故により原子力発電を慌てて停止させて、太陽光発電になだれ込んだ現状は、あるべき姿ではないのだ。

環境大臣というポストは、少子化担当大臣と同じく効果の大きい仕事が出来る状況にあると思っている。でもなあ、無能なセクシィー小泉ではなあ。クローズアップ現代で使われた画像を貼っておこう。メガソーラー設置区域で今後発生するだろう水害を未然に防いでくれれば、たまごどんは環境大臣として合格出すよ。
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th302d at 03:59│Comments(0)科学雑記 | 社会

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