たまごどんが行く!

たまごどんの日記なのら。

読書

そういえば、カズレーサーと筒井康隆は同志社OBだったな

録画していた読者芸人の回のアメトーーク!を観た。オードリーの若林がいなかったが、又吉、光浦、カズレーサーというレギュラー陣に、東野幸治がゲストで出演していた。東野はなかなか面白い本を読んでいるなあ。番組では紹介されなかったが、百田尚樹の幻庵も読んでいるようだ。番組で紹介されていたホモサピエンス全史は実に面白そうで、たまごどんもそのうち買って読むだろう。

さて、そんな東野が帰って、レギュラーメンバーのお薦め本の紹介コーナーになった。カズレーサーが紹介した本に、筒井康隆の残像に口紅をがあった。

たまごどんがこの本を読んだのは大学生の頃だから、もう20年以上前の作品になる。筒井康隆の言語感覚と、一文字づつ言葉が消えていく世界という設定との真剣勝負となった実験小説だ。「あ」の文字が消えることで、朝も、挨拶も、明日も、ミトコンドリアも使えなくなるというルールとなっている。文字が消えるごとに制約が恐ろしく増え、登場人物たちは日常会話にも困るようになる。英訳は不可能だろうな。

そういえばカズレーサーは、天才筒井と同じく同志社大OBだった。カズレーサーがTVでも発言していたように、最終章まで読み切ることで、読者は筒井康隆の文章力の凄さ、言語感覚の鋭さを嫌というほど思い知ることになるだろう。
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井山裕太七冠の矜持と覚悟

図書館で借りた本が井山裕太七冠の勝ち切る頭脳だ。井山さんは囲碁界初の七冠王となった若き天才棋士である。彼が中国や韓国の棋士について、そしてAIについてどう考えているのかを読みたくなったのだ。

彼は中国や韓国の強さを正確な中終盤の力と考えている。

>僕が対戦していて特に感じるのは、読みであったり計算であったりといった「答えの出る分野」での正確さが際立っているという点です。(p189)

その正確さは布石分野にも及んでいること、中韓の囲碁人口の裾野の広さについても言及する。しかし、彼らの選手寿命が短く、その殆どが30代で国際棋戦から姿を消すことにも触れ、彼はこう結論する。

>(日本人のトップ棋士は)決して人真似ではなく、誰にも真似のできない「自分だけの碁」を、10代から20代にかけて確立してきた強みなのです。(p195)
>実際に中国や韓国の棋士にも、イ・セドルさん(韓国)やチェ・チョルハンさん(韓国)、古力さん(中国)のように30代になっても世界のトップで活躍されている人がいて、彼らは例外なく「自分の碁」を持っている人です。(p197 原文では韓国棋士の人名は漢字)

AI碁の代表格であるアルファ碁について、井山さんは「掛け値なしに強い」と太鼓判を押す。アルファ碁の強さは、彼の予想に反して、正解のある局面で間違い、むしろ答えの出ない場面で強かったそうだ。彼はAI碁との対局を希望している。これは彼自身の言葉で語ってもらおう。

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このように、人工知能をめぐって様々な想いが錯綜しています。そうしたなかで、僕がはっきり心に決めているのは「それでも自分はやっぱり、少しでも進歩したい」ということです。今の僕が抱いている気持ちは、これに尽きると言っていいでしょう。

どんなに人工知能が発達して強くなったとしても、僕の囲碁に対する興味が途切れてしまうことはありません。そしてこの気持ちが続く限りは、今よりちょっとでも囲碁がわかるようになりたいと思うのです。(p226)
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医心電信にたまごどん登場?

会社の売店に注文していた本が到着していた。本のタイトルは医心電信。まさに、やっと来たかという感じだ。受け取ったのが昼食後だったので、そのまま本を抱えて休憩スペースに陣取り、パラパラとめくっていた。

「あれ?たまごどんさん。何の本を買ったんですか。」
「ああこれ?あるお医者さんのコラムだよ。このお医者さんは正しい情報を発信してくれる方で、ガンを放置しろなんて言わない真っ当な方だよ。」
「へー、ちょっと見せて下さい。‥表紙にたまごどんさんが居ますね。」
「‥うーむ、これは間違いなくオレだな。モデル料はスイス銀行に振り込まれるということだな。」

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えちぜんピョンが紹介したキングタマゴドン三世を貼っておきます。可愛くないねえ。
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死因不明社会を読み終えた

海堂尊氏の死因不明社会(ブルーバックス)を読み終えた。作者は病理医で、「チーム・バチスタの栄光」「ナイチンゲールの沈黙」「ジェネラル・ルージュの凱旋」の作者である。

本書の結論を簡単にまとめると、現代日本は死因不明社会であり、解剖率は僅かに2%しかない。死因追求が疎かにされていることでの不利益を防ぐために、死体に対する画像診断Ai(Autopsy imaging)を推進するというものだ。その中で疑問のある遺体にのみ、解剖する。

遺体の解剖を遺族に了承してもらうのは、医者にとって大変なことだろうと想像できる。そこでAiですよ。AiによるCTスキャンに反対する遺族は居ないだろう。そして、死亡時臨床診断により死因を明らかにすることは国民の権利なのに、それが蔑ろにされていると著者は言う。死亡時の解剖で3つの法体系が適用されている。法務省が関連する司法解剖、地方自治体が関連する行政解剖、そして厚生労働省が関連する病理解剖だ。病理学会と法医学会は、この法体系のために対立するようになっているようだ。解剖が大変に厄介ということで、解剖を出来るだけ避ける方向にインセンティブが働く。もっとスマートな解決策が必要で、それがAiなのだ。

Aiのメリットについて診ていこう。^簑里鮴諺阿汎韻顕菫情報で比較することで治療の効果を確認できる。遺族に抵抗感の強い頭部解剖の必要がない。事件性のある遺体を発見できる、ぅ曠好團弘緡鼎離吋△妥当だったか客観的に判断できる。ゼN妬針の正当性について医学的に検討できる。Π綮佞箘簑欧悗離侫ードバックが早い、費用が安い(3万円/体)、┛綣圓料幣戰螢好を減らすことが出来る。

事件の早期発見だけでも、Aiには価値があるとたまごどんは考えている。児童虐待が疑われるケースで、親が子供の司法解剖にOKを出すだろうか。殺人がバレてしまうのだから、解剖に抵抗するだろう。ウチの子をこれ以上傷つけるのかと怒鳴られて、それでも解剖するように説得する医師ばかりでは無いだろう。老人ホームを舞台とした介護士による殺人も、死因を確定させるという社会のコンセンサスがなければ発見が遅れるだろうから、連続殺人事件に発展しかねないのだ。

この本が書かれて10年ほど経過しようとしているが、Aiが導入されたという話は聞いていない。どうなっているんでしょうなあ。たまごどんは死後のAi診断を希望すると、遺言か何かで書き残しておかないとダメなんでしょうか。

リアル「人 世に三人あれば」

筒井康隆の未発表作品「人、世に三人あれば」について、どのくらいの方が知っているのだろう。未発表であるので、たまごどんも筒井先生が語った粗筋しか知らない。どこかに面白い飲み屋はないかと繁華街を彷徨ったサラリーマン二人が、障害者のホステスしか居ないバーを見つけ、そこで夜通し騒ぐという物語だ。

筒井康隆のブラックユーモアが冴え渡る傑作(本人談)ということらしいが、読むことはできない。噂では、筒井先生の死後に出版される約束で、原稿は出版社の金庫の奥に眠っているそうだ。うわあ、読みたいなあ。盲のマダムにサラリーマンが聞く。「目が見えなくなったときの気持ちはどうだった?」「目の前が真っ暗になりました。」小説のサワリのギャグなんだそうだ。

ところが、こうした飲み屋が新宿ゴールデン街に本当に出来ているという。バーの名前はブッシュドノエル。ホステスが自身の欠損を武器にした、新しい感覚の飲み屋だ。

たまごどんはこの流れを歓迎するものだ。思えば小人プロレスだって、体の特徴を活かした彼らにしか出来ないパフォーマンスではないか。ブッシュドノエルのホステスさんは、欠損箇所をさらけ出し、義手の動かし方をお客に説明し、休日のショッピングについて語る。くそっ、なんか行きたくなってきたぞ。

ホステスさんのコスプレイベントを開催するのも面白そうだ。風の谷のナウシカのクシャナになって、「これを見よ。我が夫となる男は、さらにおぞましいものを見ることになるだろう。」と語る。カッコイイなあ。サイコガンを持つコブラとか、登場人物が全て障害者のかたわ少女とか、色々とできそうだ。

「人 世に三人あれば」のラストはこんな感じらしい。

「もうシメてくれるかい。」
「はい、○○万○千円です。」
二人は支払う。
「20万近い。ちょっと高いよなあ。」
「ああ、ちょっと高いな。」
「でも、面白かったよなあ。」
「ああ、面白かったな。」
「なあ、また来ような。」
「ああ、また来ような。」

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幻庵(げんなん)を読んでいる

百田尚樹の幻庵を上下一緒に買って読んでいる。渦中となっている仕事や、たま子のお世話で忙しいのだが、昨日ようやく上巻を読み終えたところだ。面白い。この話は江戸時代の碁打ちの話である。主人公は服部立徹となっているが、ライバルの葛野丈和(後の本因坊丈和)がいいのだ。二人が争碁を打つ中で、お互いの技量を高め合う姿は、はじめの一歩における幕の内vs千堂戦のようだ。

たまごどんはその昔、剛腕丈和という碁書を購入し、その中の棋譜を並べた。当時の棋力では手の意味がさっぱり分からなかったし、今でも理解できているとは思えないが、碁が単なる陣取りゲームでないことは理解できたと思う。棋譜は後世に残る。200年前の棋士とたまごどんが盤上で会話できる碁は素晴らしい。

百田尚樹の本を読むのはこれが初めてだが、実にいい。さあ、下巻を読まなくては。

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大黒屋光太夫を読んでいる

更新が滞っている「たまごどんが行く!」ですが、本人は至って元気です。小説の構想を練っていると、時間があっという間に経ってしまうのだ。現在構想中の題材は3つ。そのうち2つが歴史小説になります。大変マイナーな人物を主人公に考えているので、これを書いている作家は居ないと思うのだが‥。まあ、まだ資料の読み込み段階だし、結末も決まっていないのだ。作品をものにできるかは神のみぞ知るだな。

そんな資料漁りの日常で、吉村昭の大黒屋光太夫を見つけたので、購入して読んでみた。たまごどんが光太夫のことを知ったのは、みなもと太郎の「風雲児たち」でだ。彼の乗り込む神昌丸が暴風雨に遭遇し、七か月後にロシア領アリューシャンの小島に漂着する。十七人の漂流民は少しづつロシア語を理解していき、生きるために狩りを覚え、日本に帰れるようにあらゆる手を尽くす。その方法は、時には船作りだったり、役人への直談判だったりだ。しかし、ロシアの寒さと、飢えや病気で、仲間たちは次々に倒れる。

購入したのは上巻だけなので、下巻は明日買うことになるだろうな。

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筒井康隆は健在なり

SF作家の筒井康隆さんのツィートが世間をザワつかせているようだ。
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たまごどんが高校生の頃には、首までドップリのツツイストになっていた。新潮社文庫の筒井康隆本はほとんど読んでいる筈だ。初めて読んだ筒井さんの本が「俗物図鑑」。様々な一芸を持つ異能者が評論家となる怪作だ。口臭から文明を語る口臭評論家、反吐からその持ち主の性格や容姿までもピタリと当てる反吐評論家、カンニングの手口を実体験を元に語るカンニング評論家などが、マスコミによって時代の寵児となり、そしてそのマスコミに飽きられる形で最後を迎える。筒井の放つ毒々しさとシニカルさに、思春期のたまごどんは虜になった。

星新一も小松左京も逝った現代では、筒井康隆がSF界の長老だろう。しかしこの長老は、有難いことに少しも丸くならない。永山則夫死刑囚の作家としての地位を守らない日本文藝家協会に愛想をつかし、中上健次、柄谷行人、井口時男と共に脱会した。また、自作「無人警察」でのてんかんに関する描写に抗議した日本てんかん協会に、筒井さんは一つ一つルールを確認していく。それから断筆宣言となるのだ。たまごどんは当時「噂の眞相」読者で、筒井さんの「笑犬樓よりの眺望」を楽しみにしていたから、断筆宣言は大変堪えた。断筆宣言の背景と当時の筒井さんの考えは、断筆宣言の軌跡で読むことができる。

たまごどんは、筒井康隆らしい今回のツイッター発言をうれしく思っている。世間の反応なぞ気にすることはないよ。

「こんな表現は下品だ。」 
そうですね、その通りです。

「もっと作家らしく上品に言えないのか」
そういうことを言う作家は一杯居ますので、そちらのところにどうぞ。

自身の直木賞落選を題材とした「大いなる助走」を書いた時とまったく変わらない筒井康隆に、たまごどんからアッパレ上げよう!
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貧困女子のリアルを読んだ

貧困女子のリアル(沢木文、小学館新書)を読んだ。いわゆるアラフォーの女性たちが貧困に蝕まれている様を取材した11のルポである。

彼女たちが貧困に喘ぐようになる理由は色々だ。ギャンブルとDVの父親だったり、旦那の連帯保証人になったりという比較的分かりやすい貧困の理由がある一方で、見栄からくる浪費だったり、得体のしれない資格やセミナーのための投資だったりと理由がよく分からなかった貧困の理由もあった。後者に対する著者の回答を引用しておこう。

>貧困状態にある女性と話していて感じるのは、美容にせよ、資格にせよ、”今の自分を変える”ことに、計画もなく投資する傾向があることがよくわかっているからだ。(p129)
>ほかに取材した女性たちも、(中略)”ここではないどこかに連れてってくれそうな何か””自分をリセットしてくれそうな何か”に、中身がほとんど入っていない財布をバンバン開けてしまうのだ。(p130)

読んでいると、もう少しなんとかならなかったのかと思う。後知恵でこうするべきだったということは言えそうだが、そんなことはアドバイスにならず、そもそも本人たちが一番感じていることだ。たまごどんだって兄弟については色々とあるし、もっと何とかフォローできなかっただろうかと夢想することもある。

彼女たちは、自分の人生をリセットするなにかに賭けている。その最たるものが、人生で一回きりの切り札である結婚だ。しかしその切り札を切れないまま、自分の容姿が徐々に劣化していくというのが現実のようだ。

SNSでハイソな生活をPRするために借金する女性も書かれている。この本に救いは書かれていない。現代日本の病理をまずは知ることだ。
たまごどんとしては、高校生くらいのときにこうした本を読むべきだと思う。自分の親を相対的に見る癖をつけることは、思春期における最重要課題のように思える。
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ダーリンは70歳

ダーリンは70歳(西原理恵子)を購入した。サイバラ本を久しぶりに買って読んだなあ。Yes!高須先生との日常がとてもいい感じです。高須先生が西原にだけは整形しないのが良いと思います。

たまごどんが気になったのは、日本一の地雷風俗店 鶯谷デットボールである。こんなこと書くと、またあのエロ野郎めと言われてしまうのであるけど。検索は自己責任でお願いします。

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