たまごどんが行く!

たまごどんの日記なのら。

将棋

藤井四段に期待しよう

最年少棋士・藤井聡太四段と一流棋士が非公式戦で対局する「炎の七番勝負」は藤井四段の6勝1敗で終了した。将棋界の絶対王者である羽生さんにも勝ったのだから恐れ入る。彼の場合は、まだ強さに底を見せていない感じがあって、この先どうなるのかという期待と不安があるなあ。囲碁界にイ・チャンホ(李昌鍋)が登場したときもこんな感じだったんだろうか。彼が「20歳までに世界チャンピオンになりたい。」と発言したとき、藤沢秀行名誉棋聖は笑ってこう返したそうだ。「ずいぶん謙遜したね。」それもそのはず、李昌鍋は当時まだ13歳だった。

炎の七番勝負は大変面白かった。藤井四段は公式戦で負けなしの13連勝。彼の将棋は逆転が少なく、序盤でポイントを上げていて、バランスが取れていると思う。終盤の剛腕で引っくり返していた羽生四段より強いのは間違いない。中終盤が鬼だった羽生さんの強さが完成したのは、田中寅彦九段戦などで序盤の大事さを学び、序盤センスを人一倍磨いてからだ。

たまごどんが次にしてほしい一戦は、藤井聡太四段vs 最強の将棋ソフト PONANZAとの番勝負だ。電王戦が終わってからになるだろうが、実現してほしいなあ。AbemaTVさん、お願いしますよ。
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桐山九段を語る

今日のNHK杯戦は桐山九段と飯島栄治七段との一戦だった。今期で加藤一二三九段と森けい二九段が引退するため、将棋界の最年長は桐山清澄九段となる。相手の飯島七段は前期までB級1組に在籍した実力者だ。御年69歳の桐山さんには厳しい相手である。先手は桐山九段だ。

桐山さんはA級に14年在籍し、棋聖3連覇と棋王を獲得し、タイトル戦になる前の王座戦や第1回全日本プロ将棋トーナメントで優勝した名棋士だ。名人戦では中原さんが4-1で桐山さんを退けている。たまごどんは中原さんの将棋本で強くなっていったので、同年代のライバルだった桐山さんはよく知っているのだ。言動がひふみんや森九段ほど目立たないのでキャラ的に損をしているが、実力者だった。

飯島さん相手に良くなった局面もあったみたいだが、駒を渡せないという制約が大きく、勝ちきれなかった。7四桂の前に2二とと捨ててスピードアップを図るべきだったのか。2三飛成が時期尚早だったのか。少し先手がよさそうな局面だとたまごどんは判断したが、受けも攻めも条件が多いようなので、実際は後手が勝ちやすい局面かもしれない。

桐山九段には残念な結果となったが、相居飛車の切り合いの将棋を往年のファンに魅せることができた。次は桐山九段の代名詞である「いぶし銀」を見たいです。
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森内九段がフリークラスに転出した

名人8期で十八世名人の資格を持つ将棋の森内俊之九段(46)が平成29年度から順位戦のフリークラスに転出することが31日、分かった。

まさに青天の霹靂!過去には中原誠永世名人がA級から陥落後にフリークラス宣言した例もあるが、森内さんはまだ46歳だよ。たまごどんの情報が遅いのかもしれないが、PONANZA vs 佐藤天彦名人の電王戦が霞んでしまった印象だ。

こう書くと、彼が引退するみたいだが、そうではない。宣言によるフリークラス棋士の定年は65歳になるそうだ。しかし驚いた。10年間ほど名人戦は、羽生さんか森内さんのどちらかは必ず対局者になっていたほどの名棋士なのだから。
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電王戦は今年限りだそうな

動画サイト「ニコニコ生放送」を運営するドワンゴは22日、東京都港区で記者会見を行い、人間と将棋ソフトが対局する同社主催の「電王戦」は今年限りで終了すると発表した。

うーん、そんなこと言わずにやってくれればいいのに。羽生さんだって、これで終わりじゃ堪らないだろうに。佐藤名人 vs ポナンザも楽しみではあるんだけどさ。

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伊藤能六段の死

将棋棋士の伊藤能六段が亡くなったそうだ。享年54歳。

昔は奨励会の年齢制限が31歳だったが(現在は26歳)、年齢制限が迫る中でプロになったという苦労人の棋士だ。故米長邦雄永世棋聖門下で、彼の弟弟子には先崎九段、中川八段、中村太地六段が居る。

彼の親がクリスチャンだった影響で、彼もクリスチャンだった。米長永世棋聖が「イエスの子がノーとはこれ如何に」とジョークを言っていたのをたまごどんは覚えている。彼の死因はハッキリしない。クリスチャンだから自殺はしないと思うけど、先崎九段の追悼文から判断すると、経済的にはかなり窮していたようだ。

たまごどんは彼の死を今月号の将棋世界で知った。亡くなったのは去年の12月25日だそうだ。彼の通算成績は214勝327敗、決して一流ではないが、三段リーグを最年長で突破した棋士といえば今でも伊藤能さんだ。余談だが、その時の三段リーグで昇段しプロ入りしたもう一人の棋士は、いま渦中の人である三浦九段である。

故人に合掌。
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ひふみんの引退

加藤一二三九段が年齢制限により引退することになった。C級2組で降級点を三回とったことによるもので、本人としてはまだまだ棋士としてやる気十分だったんじゃないだろうか。その棋歴の凄さはここを読むと分かる。

>1954年、当時の史上最年少記録(14歳7カ月)でプロ入り。60年には、史上最年少の20歳で名人戦に登場した。名人などのタイトルを通算8期獲得。通算1323勝は歴代3位、対局数(2497局)と敗戦数(1173敗)はともに歴代1位だ。19〜21各世紀生まれの棋士と対戦経験があり、大山康晴十五世名人や升田幸三実力制第四代名人ら昭和の名棋士とも名勝負を繰り広げた。テレビのバラエティー番組などにも出演し、「ひふみん」の愛称でも知られる。

平成の中学生棋士・藤井四段との公式対局もギリギリで実現した。「名人経験者がC級に陥落して引退しないはいかがなものか」という外部の声もあったけど、ひふみんは自分の意思を貫いた。「私はまだ強くなると思っています。」

無人島に持っていきたいものは?との定番の質問に、ひふみんは答えた。「うーん、それは羽生さんですね」
猫にこう語りかけた。「ハロー、君たちも将棋に興味があるのかい?」
タイトル戦の旅館にお願いした。「滝がうるさいので、止めて下さい。」

ひふみん伝説は読むだけで楽しいぞっと。

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谷川浩司 日本将棋連盟会長の辞任表明

三浦九段のコンピュータソフト不正使用疑惑の責任を取る形で、谷川浩司日本将棋連盟会長が辞任を表明した。連盟は三浦九段を出場停止処分にし、竜王戦挑戦者を三浦九段から丸山九段に替えた。谷川会長は今回のことで体調不良に至ったそうだ。将棋にも影響していたようである。

渡辺竜王も今回の騒動について謝罪している。少し引用しよう。

>まず始めに、今回の件では7番勝負の直前というタイミングでメディアの取材に応じたことにより、三浦九段、読売新聞社さま、また将棋ファンの皆様方にご迷惑をお掛けしました。お騒がせしたことを申し訳なく思いますし、今後はこのようなことがないように将棋連盟の一員として将棋界の発展に努力して参ります。

たまごどんは三浦九段が冤罪だったとしても、今回の竜王挑戦者の交替はやむを得ない措置だったと考える。将棋界最高峰のタイトル戦に挑戦する棋士が、不正をする輩では困るのだ。もしも竜王戦の最中に不正の証拠が見つかったとしたら、その衝撃は現在の比ではない。たまごどんは、今回の騒動がほぼベストな形で決着したと思っている。渡辺vs三浦戦、ハッシーvs三浦戦は見逃せない遺恨試合となった。

後任の日本将棋連盟会長はまだ決まっていない。たまごどんは、現役の棋士に会長の重責を担わせない方がいいと思う。大山名人のような超人ばかりではないのだから。そうだなあ。新会長には、最近引退した田丸九段でどうでしょうか。
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映画「聖の青春」を観た

村山聖九段の生涯を描いた映画「聖の青春」を観てきた。この先はネタバレも多いので、そのつもりで。
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叡王戦で羽生さん敗れる

第二期叡王戦の準決勝が行われた。準決勝の組み合わせは豊島七段 vs 千田五段、佐藤名人 vs 羽生三冠である。ここを勝ち抜くと、決勝は三番勝負になる。

羽生三冠は佐藤名人に敗れた。佐藤名人が入玉し、羽生さんは刀折れ矢尽きる形で投了した。ニコニコ配信を見ていた人によると、羽生さんは相当に悔しそうな顔をしていたという。たまごどんも残念だ。たまごどんもそうだが、やはり人工知能と将棋で戦う人類代表は羽生さんで然るべきだと、将棋ファンは思っていたからなあ。

佐藤名人は先日のNHK杯戦で、絶体絶命だった玉の見事な捌きで逆転に成功し、勝利を収めた。奇しくも、相手は初代叡王の山崎八段だった。

決勝に進出した棋士は千田五段。彼は自分の棋力向上にソフトを活用して、目先の勝利ではなく将棋の実力を伸ばそうとしている若手棋士だ。昨年のNHK杯の準優勝者である。最もソフトを研究している棋士は千田五段ではないかとも噂されているらしい。彼には叡王になりたいという強いモチベーションがあった。賞金や名誉ではない。叡王になれば、最強ソフトを借りて自宅で存分に研究できるからだ。

佐藤名人も目先の勝利に囚われることなく、棋力の研鑽に努めた棋士だ。たまごどんは実績から考えて佐藤名人が叡王になると予想するけど、千田五段 vs Ponanzaも見てみたい。
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二上九段が亡くなった

二上達也九段が亡くなった。享年84歳。

二上九段は通算勝率5割3分2厘だが、対大山戦でいうと45勝116敗というダブルスコア以上の差であった。それでも当時のNo.2棋士で、タイトル戦登場は26回を数える。そのうち大山戦は20回で、二上さんから見て2勝18敗という成績だ。要するに大山先生が化物だったということなんだろう。二上会長は大山さんの顔を見るのも嫌だったんじゃないかな。

二上九段は大学教授のような風貌で、弟子の羽生さんとは理知的な雰囲気がよく似ている。もっとも、羽生さんは誰が師匠であろうとも現在の羽生さんの地位を築いたと思うけど。二上九段は日本将棋連盟会長として14年勤めた。また詰将棋の名手でもあり、近代将棋の詰将棋の選者を長く務めた。将棋界への貢献は大きなものがあったと思う。

故人に合掌。
hutakami
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